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【オーバーヘッド型ヘッドホン】 audio-technica ATH-W5000 レビュー

audio-technica/ATH-W5000

型式:密閉・ダイナミック
用途:リスニング
ドライバー口径:φ53mm
出力音圧レベル:102dB/mW
インピーダンス:40Ω
再生周波数帯域:5~45,000Hz
質量:340g
購入価格:¥99,800
備考:専用ケース付属
参考URL:http://www.audio-technica.co.jp/products/hp/ath-w5000.html

ath-w5000_01.jpg

装着感は普通~やや良いという印象。
音漏れ・遮音性はオーバーヘッドの密閉型と考えればほぼ水準並。
ハウジングにしろイヤパッドにしろ大型で若干の重さを感じる。
ケーブルが服にこすれるときなどにタッチノイズが多いのは減点。
木製ハウジングということもあってか装着時に外側のハウジングを叩くと
内側で面白いように音が響く。(傷が付くので全くおすすめできないが。)
ウイングサポートで頭頂部にかかる重さを分散できている点は良い。
イヤパッド内はさほど深くはない造りのため、耳をすっぽり覆うタイプというより
僅かに耳を押しつぶす耳載せタイプというのが妥当か。
快適な装着位置が割とシビアで、耳が傾斜したドライバに巧く沿うように
装着しないと耳を押し潰してしまい短時間で耳が痛くなってしまうことがある。
また、パッドの材質(スペイン産ラムスキン)と相まって耳が少々蒸れる。
ウイングサポートのおかげで下を向いても動いてもあまりズレない。
側圧は適度、上記のように装着が巧くできれば長時間使用しても不快感はない。

解像度・分解能・音場表現いずれも特筆すべきレベル。
はっきり言って非の打ち所のないほどの性能を有している。
素晴らしいスケールを持ちながら微細な音を掬い上げて描写してくれる。
密閉型ということで音場の広さを懸念する人もいるかもしれないが
開放型のHD650と比較しても遜色なく、むしろより広いと感じることも多い。

極めてフラット。超低域から高域までしっかりと伸びている。
全体的な音の質感としては硬いとも柔らかいともとれる中庸の音を鳴らす。
巧い喩えが浮かばないがグラスと氷がぶつかった時に生じる音のような透明感。
ローエンドは基本的に薄味だが繋ぐ機器で多少量感に差が感じられる。
ただ、この低音の量感では濃さにしろ厚みにしろ物足りないと感じる人はいるだろう。
個人的には金属系のパーカッションでは切れにしろ迫力にしろなんら不満はないが
ティンパニやドラムスでは響きにしろ重みにしろ少々あっさりしすぎ、という印象を持つ。
金管楽器は鮮やかさ・迫力・滑らかさ・伸び、いずれも非常に良い。
金管・弦楽器の線はやや太めで量感があり柔らかさも適度。バランスは好ましい。
ボーカル表現は非常に滑らかで厚み・明瞭さ・迫真性いずれも文句のない出来。
全体を見渡しても上擦る・張り出すなどの耳にキツい癖はほとんど感じない。
一般的にはクラシック向けと評されることが多いがジャンルを選ばない懐の深さがある。
正直、ピアノを聴くためだけに買っても良いほどの出来だと自分は思う。
透き通る澄んだ音色と、決して濁ったりしない響きが味わえる。
言うまでもないが安価なヘッドホンと比べるのも躊躇われるほどに再現力が違う。
優れた基本性能と魅力的な個性を両立させたフラグシップにふさわしい機種。

audio-technica/ATH-W5000
POPS
ROCK
 CLASSIC 
 JAZZ 
 VOCAL 
5
4
5
5
5
ELECTRONICA
Easy Listening
DJ
5
5
4
 解像度  分解能  音場表現 
快適性
C/P比
5
5
5
4
---
 5段階評価で「3」が水準、「5」が優。
 ※この表は現在試行運用中です。
AH-D7000との比較
ATH-W5000はフラット。AH-D7000は低音寄りのややドンシャリ。
音の鮮明さ・微細音描写力・定位の明確さはATH-W5000が良い。
音場の広さはほぼ互角だが個々の音のスケールはATH-W5000の方がある。
AH-D7000は全体的に一歩引いた落ち着いた鳴り。
低域からローエンドまでの量はAH-D7000が量的に多く緩い音を出す。
AH-D7000は質的には丸み・温かみ・響きがあり柔らかな低音。
対してATH-W5000は質的にタイト、スピード感・高い制動力を持った低音。
ボーカル表現はどちらも密閉型として最高に近いものを持っている。
前面での主張・生々しさ・明るさ・ハイトーンを楽しむならATH-W5000。
艶っぽさ・柔らかさ・距離感のある冷静なボーカルならAH-D7000が良い。
温かみ・心地よさ・艶やかさ・空気感はAH-D7000の方がしっかりと感じられる。
ピアノ表現は明るさ・力強さ・伸び・実体感でATH-W5000が上。
打ち込み系は低音の制動力・音の力強さでATH-W5000がやや有利。
聴き疲れを避けて長時間の音楽鑑賞に使用したい場合や音色に艶を求めるならAH-D7000。
AH-D7000の音が滑らか過ぎて迫力に欠けるとか、より鮮明な音描写を求めるならATH-W5000。

DT770PROとの比較
ATH-W5000はフラット。DT770PROはドンシャリ。
解像度・分解能いずれもATH-W5000がワンランク上。
音場の広さ・前方定位感はほぼ互角。定位の明確さはATH-W5000の方が良い。
高域の伸びはATH-W5000が良く、明瞭さ・鮮やかさもATH-W5000が上。
ローエンドはDT770PROの方が量的にやや多く、柔らかく深みのある質感。
ATH-W5000と比べるとやや濁ってぼやついた低音なので好みが分かれるだろう。
キレや躍動感・全体の明瞭さ・透明感はATH-W5000の方がある。
ATH-W5000を聴いた後ではDT770は温かみ・響きが多く全体が滲んで聴こえてしまう。
ハープを弾く音にしろピアノの音にしろ解像度・鮮明さ・実体感でATH-W5000が上。
ボーカルはATH-W5000の方が前面に出る。DT770PROは一歩引いて鳴る。
低音のどっしりした厚み・重みはDT770の方がある。ATH-W5000はあっさり。
どちらかというとATH-W5000の方が硬質でDT770の方が柔らかく温かみのある音。
ギターの実体感や解像描写力はATH-W5000の方が良い。
DT770PROの方は張りのある感じではなく、線太めに柔らかめに緩く描写する。
レンジの広さ・楽器の鮮やかさ・軽快さを重視する場合はATH-W5000、
温かみのある質感や重厚な低音をベースに聴く場合はDT770PRO。

edition9との比較
ATH-W5000はフラット。edition9はややドンシャリ。
音の質感はどちらもニュートラルな傾向だが
edition9は個々の音の芯が太く力強い鳴り、ATH-W5000は繊細で軽やか。
解像度はほぼ互角。どちらも密閉型特有の篭りっぽさは皆無。
ローエンドにしろ低域にしろのedition9の方が量的に多く、厚みもある。
温かみ・艶っぽさはedition9の方がある。ATH-W5000はローエンドからくる温かみが不足。
ボーカルはATH-W5000の方が癖が無く、前面に出て聴き易いが
逆に、ボーカルにある程度の距離感が欲しいならedition9が良い。
微細音描写・楽器の繊細な表現はATH-W5000がやや巧い。
打ち込み音の表現はどちらも巧いが音の厚みと力強さでedition9の方が勝っている。
ノリのよさ・厚みのある低音・迫力と密度のある鳴りを楽しむならedition9。
中高域の明瞭さ・繊細さ・ピアノの音色の美しさを楽しむならATH-W5000。
ATH-W5000は鮮明な音描写で、edition9は厚みと実体感でそれぞれ楽しく聴かせてくれる。

HD650との比較
HD650はやや低音寄り。ATH-W5000はフラット。
解像度・分解能いずれもATH-W5000が上。
音場の広さ・定位の明確さは双方ともに最高レベル。
全体の音の明瞭さはATH-W5000が上だがHD650もそれほど悪くない。
前方定位感はHD650の方がやや強く、頭全体を包むような感覚がある。
どちらもローエンドはしっかりでているがHD650の方が量感はやや多く、濃い音。
ティンパニやバスドラの迫力やコントラバスの量感ではHD650の方が一段上。
ただ、これが篭りっぽさや全体のモタつくような印象を持つ要因になりがち。
高域は基本的にATH-W5000の方が伸び・鮮明さ・迫力がある傾向。
ギターはどちらも丁寧な鳴り。どちらも不満のない描写力を持っている。
線が太く迫力がある点はどちらも共通だが鮮明さではHD650が若干劣る。
ボーカル表現はどちらも特徴があって甲乙つけ難いが
低域が豊かでどっしりした基調のHD650の方が実体感・厚みという点で上。
ボーカルの近さ・他楽器との分離・伸び・明瞭さならばATH-W5000に分がある。
ATH-W5000と比べてHD650のボーカルは一歩引いて鳴らすような冷静さがある。
コーラスは透明感と滑らかさのあるATH-W5000の方が気持ちよく聴ける印象。
滲まない鮮明な音、楽器の軽快さやキレが欲しいならATH-W5000、
独特の臨場感や低域の豊かさが欲しいならHD650。
または中高域の明るさを重視ならATH-W5000、低域の迫力重視ならHD650。

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08/23/ (日) 23:08| ヘッドホン関係 | コメント(-) | トラックバック(-) | 編集

【カナル型ヘッドホン】 maxell HP-CN40 レビュー

maxell/HP-CN40
型式:半開放/ダイナミック
用途:ポータブル・リスニング
ドライバー口径:φ13mm
出力音圧レベル:105dB/mW
インピーダンス:16Ω
再生周波数帯域:10~25,000Hz
質量:11g (コード含む)
備考:イヤーピース(4種)・延長コード(0.7m)・携帯変換アダプタ・マニュアル付属
発売日:2008年6月25日
購入価格:¥1,980
参考URL:http://www.maxell.co.jp/jpn/consumer/headphpne/canal_type/

hp-cn40_00.jpg hp-cn40_01.jpg

先日、立ち寄った店舗で1980円と投売り状態だったため購入。
モデルチェンジの兆候か、はたまた店舗が在庫を捌きたかっただけか。

使用したチップは付属のLサイズ。思っていたよりは装着感は自然で良好。
大きな違和感や圧迫感もない。イヤチップのサイズも4サイズあり問題ない。
遮音性はチップが合えばさほど悪くないがシャカシャカとした音漏れが多い。
抗菌効果のあるらしいチップだが一般的なシリコンチップと手触りはほとんど同じ。

そこそこフラット傾向だがやや低音寄り。
低域の一部でボンついて目立ってしまう部分があるのが惜しい。
ローエンドはかなり出ておりやわらかな質感も相まって少々響きが多い。
低音主体のソースでは篭りっぽく明瞭さ不足だと感じることがある。
バスドラがボンつく割りにはティンパニなどは奥まっていて地味。
厳しく見れば低域は分離はいまいちでだらしなく広がる鳴り方とも言える。
ただ、このあたりはイヤチップを変えれば多少変化はあるだろう。
ボーカルは実体感がやや薄く、あまり前面に出ないが大きな違和感はない。
高域の明瞭さはなかなか良い。伸びは少々物足りない印象。
伸びの弱さに通じるが超高域部のディテールを拾えていないように思う。
繊細さにしろ迫力にしろそれなりのものは持っている。
金管楽器はどこかのっぺりした鳴りで抑揚がなく実体感に欠ける。
弦楽器は並程度には滑らかだが張りのある勢いは感じられない。
楽器は生っぽさが弱く、造ったような音なのがソースによっては顕著。
打ち込み系では低域の柔らかさが合いづらいしもっと厚みやタイトさが欲しいところ。
値段の割りに性能は高い印象だが細かな部分で気になる癖がある。
ポップスやロックでは高域の情報量、キレやスピード感が足りないと感じるし
打ち込み系でも柔らかでぼやけ気味の質感で合いにくいことが多い。
長時間BGM的に聞き流すようなイージーリスニング用途には向く印象。

maxell/HP-CN40
POPS
ROCK
 CLASSIC 
 JAZZ 
 VOCAL 
3
2
3
2
3
ELECTRONICA
Easy Listening
DJ
3
4
2
 解像度  分解能  音場表現 
快適性
C/P比
3
3
3
4
4
 5段階評価で「3」が水準、「5」が優。

SE-CLX50との比較
HP-CN40はやや低音寄り。SE-CLX50は低音寄りのややドンシャリ。
装着感に関してはスムーズに装着できるHP-CN40の方が良い。
音漏れはどちらもあるがSE-CLX50の方がやや少ない印象。
解像度・分解能いずれもSE-CLX50がやや上。
音場の広さはどちらも同等でカナル型の割りにそれなりには広い印象。
高域はSE-CLX50の方が伸びがあり、かつ細かな描写ができている。
HP-CN40は高域の一部が落ち込み気味に聴こえることが多い。
ローエンドはHP-CN40の方がやや多く、柔らかい質感でボンついて目立つ。
SE-CLX50も量的に近いが沈んで鳴るし、よりタイトな傾向。
キックやベース、ドラムスの低域の厚みはSE-CLX50が上。
シンバルやハイハットはHP-CN40の方が大人しくマイルド。
音のキレ、躍動感の表現はSE-CLX50の方が得意。
SE-CLX50の高域はどちらかというと金属的でやや硬い質感。
ボーカルの明瞭さはほぼ互角。実体感はSE-CLX50がある。
音の厚み、キレ、鮮やかさ、定位の明確さから打ち込み系はSE-CLX50が上手。
生楽器にしろ打ち込み系にしろ基本的にSE-CLX50があれば十分だが
低域の柔らかさや刺激のなさを重視する場合はHP-CN40が良い。

08/05/ (水) 18:51| ヘッドホン関係 | コメント(-) | トラックバック(-) | 編集
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