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【オーバーヘッド型ヘッドホン】 AUDEZ'E LCD-2 レビュー

AUDEZ'E/LCD-2
型式:開放/平面駆動ダイナミック
用途:モニター&リスニング
ドライバー口径:---
出力音圧レベル:91dB/1mW
インピーダンス:50Ω
再生周波数帯域:5~50,000Hz
質量:550g
備考:専用木製ケース付属
購入価格:¥126,000
参考URL:http://www.2ndstaff.com/products/audeze/lcd-2.html

lcd-2_01.jpg
装着感に関してはしっかりと考慮されているようで重量の割には良好と感じる。
パッド内の空洞は広めで耳はほぼフリーになるため耳が押し潰される不快感はない。
側圧はやや弱いがバンドとイヤパッドがしっかりと頭部に密着するため下を向いてもズレにくい。
個人的にはSR-007AやHE-5LEよりもしっかりとしたホールド感があるし長さの調整機構も良い。
また、バンドに貼り付けられたスポンジが巧く頭頂圧を和らげてくれている印象。
ただ、このスポンジはすぐボロボロになりそうな材質で経年劣化が心配なところか。
開放型のため音漏れは非常に多く、遮音性は皆無。
音量が取り辛いため駆動力のあるアンプが欲しいところ。

非常にフラット。極端に誇張する帯域のない冷静な鳴らし方。
音の質感は柔らかで温かみは適度。響きはやや多め。
ローエンドの量感は豊潤で伸びも申し分ないが人によっては濃すぎると感じるかもしれない。
ベース・キックはかなり厚みがあるがやや締まりに欠け、やや膨らむ。
ダイナミック型らしい力強さ・芯の太さがあり聴き応えは十分。
全体の明瞭さはなかなか良い。刺激のある音は出さず聴き疲れしにくい。
弦楽器の繊細な表現は非常に巧い。滑らかで高域の伸び悩み感もない。
金属音の質感表現は派手すぎない範疇ながら重鎮さ・鮮やかさは十分に感じられる。
ボーカル表現は癖の無く埋もれず主張するし厚みはかなりある。温かみ・艶っぽさは適度。
コーラスは非常に柔らかで包み込まれるような心地よさが味わえる点が魅力。
芯を通した硬質な鳴りやキレや刺激を楽しみたいという場合には向かないが
聴き疲れしないスピーカー志向の鳴りが好みならば有力な選択肢になるだろう。
聴き込むほどに全体の音の見渡しやすさ・癖の無さ・微細音描写力の高さを実感できる。
リスニング用途としては勿論、モニター用途としても優秀な性能を持った機種。

AUDEZ'E/LCD-2
POPS
ROCK
 CLASSIC 
 JAZZ 
 VOCAL 
4
4
5
5
5
ELECTRONICA
Easy Listening
DJ
5
5
4
 解像度  分解能  音場表現 
快適性
C/P比
5
5
5
3
---
 5段階評価で「3」が水準、「5」が優。
 ※この表は現在試行運用中です。
SR-007Aとの比較
装着感は下を向くと少しズレる点を除けばSR-007Aの方が軽量で快適。
側圧はほぼ同じ。頭頂圧はどちらも気にならないし耳にストレスはかからない。
SR-007Aに比べるとLCD-2の本体重量はかなり重いのが欠点。
音は双方ともかなりフラット。どちらも基本性能はほぼ比肩している印象。
SR-007Aの方が透明感があり繊細だがLCD-2に比べて実体感・音の厚みはやや薄い。
LCD-2の方が全体的に音の厚み・力強さ・実体感があるが静電型のような透明感は無い。
LCD-2はローエンドの量感があるため、SR-007Aよりやや暗く深みのある音調。
ローエンド表現はどちらも見事。余裕のある鳴り方で詰まったような鳴りをしない。
SR-007Aは音が空気中に溶けて耳を撫でるような印象だが
LCD-2はダイナミック型らしい押し出す力の強い存在感のある音。
金管楽器の鮮やかさは互角。軽やかさはSR-007A、ふくよかさはLCD-2の方がある。
ボーカルは癖の無さにしろ表現力にしろどちらも素晴らしく甲乙付けられないレベルだが
個人的な好みを言えばSR-007Aよりも腰を据えた印象のLCD-2の方に魅力を感じる。
弦楽器の表現はほぼ同等。芯の太さ・繊細さ・鮮やかさもほぼ互角。
個人的な感覚だがSR-007Aの方が楽器音の背景に澄んだ空気感を感じられ、
LCD-2の方は響きがやや多く、ホール内にいるような空気の厚い層を感じられる。
音の繊細さ・柔らかさ・透明感のある響きを求めるならSR-007A。
音の迫力・重厚さ・密度感・響きの豊かさを求めるならLCD-2。

HE-5LEとの比較
ヘッドホンの平均で見れば主観ではどちらもフラットと言って差し支えないが
LCD-2の方がフラットでHE-5LEの方が高域が細身でやや刺激的。
ドラム・ティンパニはHE-5LEの方が元気に歯切れ良く鳴らすが
LCD-2は一つ一つに厚みと響きを持たせてどっしりと鳴らす。
ローエンドはLCD-2の方が量的にしっかり出るし不足感がない。
HE-5LEは分離を強調して帯域に若干抑揚を付けた鳴らし方。
楽器音の厚みにしろボーカルの厚みにしろLCD-2の方がある。
全帯域の個々の音の聴き取りやすさ・癖の無さはLCD-2が上。
音場の広さはLCD-2の方がやや広い。音の響きが豊かなのはLCD-2。
高域はHE-5LEの方が若干派手でシンバルなどでやや刺激がある。
柔らかさ・繊細さはLCD-2の方が感じられる。温かみはどちらも適度。
ボーカル・コーラス表現は厚み・冷静さ・癖の無さでLCD-2が勝っている。
ボーカルはHE-5LEの方が前面に出やすいがソースによっては僅かに上擦りが気になる。
電子音の表現はどちらかというと張りのあるタイトな質感のHE-5LEの方が巧い。
LCD-2だと質感の柔らかさや響きの豊かさが気になるし、切れ・スピード感もいまいち。
ただ、音の厚みと存在感があり、聴き応えと言う点では文句の無いレベル。
フラットさ・繊細さ・響きの豊かさ・冷静さ・癖のなさを重視するならLCD-2。
音のキレの良さや躍動感、高域にシャープさを求めるならHE-5LE。

T1との比較
LCD-2に比べるとT1の方が僅かにドンシャリ。
音場はLCD-2の方が広いが、定位の明確さ・把握しやすさはT1が上。
ローエンドはどちらも量的にしっかり出るし厚みもあるが
T1の方がタイトでボワつかない分、LCD-2に比べると量感はやや控えめに感じる。
低音にタイトさ・切れがあるのはT1。柔らかで響きがあるのはLCD-2。
ボーカルはどちらもかなり良いが生々しさやピーキーさを楽しみたいならT1が良いが
しっとりとした包むようなボーカルや癖の無さを重視するならLCD-2が良い。
金属的な質感表現はT1の方が芯がやや細く張り出すような感じ。
LCD-2は芯が太く、温かみと響きで全体に広がるような感じ。
音のシャープさ、スピード感・制動力の高さはT1の方がある。
アコギやピアノはLCD-2の方が柔らかで繊細な余裕を持たせた描写ができる。
電子音系では何を重視するかで評価が分かれるところ。
音の質感としてはT1がジャンル的にオールラウンダー志向、
LCD-2は音が柔らかすぎる場合もあるが、個々の音の厚みと存在感は魅力的。
DJサウンドではキックの重みや厚みからくる聴き応えはLCD-2が良いが
高域の切れのある描写や制動力の高さからくるノリの良さではT1に分がある印象。
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12/30/ (木) 23:00| ヘッドホン関係 | コメント(-) | トラックバック(-) | 編集
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