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【オーバーヘッド型ヘッドホン】 AUDEZ'E LCD-3 レビュー

AUDEZ'E/LCD-3

型式:開放/平面駆動ダイナミック
用途:モニター&リスニング
ドライバー口径:---
出力音圧レベル:93dB/1mW
インピーダンス:50Ω
再生周波数帯域:5~20,000Hz
質量:550g
備考:専用木製ケース付属
購入価格:¥225,000
参考URL:http://audeze.com/audeze-lcd3

LCD3_001.jpg

装着感に関してはしっかりと考慮されているようで重量の割には良好と感じる。
パッド内の空洞は広めで耳はほぼフリーになるため耳が押し潰される不快感はない。
側圧はやや弱いがバンドとイヤパッドがしっかりと頭部に密着するため下を向いてもズレにくい。
ヘッドバンドは革製だが装着位置によっては30分~1時間程度で頭頂部が痛くなる。  

非常にフラット。極端に誇張する帯域のない冷静な鳴らし方。
定位の明確さはなかなか良い。音場は広く、前方定位を感じやすい。
音の質感は柔らか。硬質さや上擦り、耳に刺さるピークは皆無。
個々の音の厚みはかなりのもので、その反面として響きを多めに感じやすい。
ローエンドの伸び・量感・バランスはほぼ理想形と言っても良い。
コントラバスの深みのある音やオルガンの重低音部までも巧く表現してくれる。
ダイナミック型らしい力強さ・芯の太さがあり聴き応えは十分。
全体の明瞭さはなかなか良い。刺激のある音は出さず聴き疲れしにくい。
弦楽器の繊細な表現はなかなか良い。音の芯は普通~やや太め。
金属音の質感表現は派手すぎない範疇ながら重鎮さ・鮮やかさは十分に感じられる。
ボーカルの位置は常に中庸。前に出すぎず、かと言って埋もれずに主張する。
声の厚みは確固としたものがあり、肉質的な柔らかさがある。温かみ・艶っぽさは適度。
ボーカルの聴き易さ・癖の無さに関しては個人的に満点を上げたい出来。
コーラスは柔らかで包み込まれるような心地よさが味わえる点が魅力。
聴き込むほどに全体の音の見渡しやすさ・癖の無さ・微細音描写力の高さを実感できる。
正直に言って、批判の余地のない完成度。唯一の不満は本体重量と装着感くらいのもの。
妥協の感じられない音作り、そして平面駆動の一つの完成形とも言える素晴らしい機種。

AUDEZ'E/LCD-3
POPS
ROCK
 CLASSIC 
 JAZZ 
 VOCAL 
5
4
5
5
5
ELECTRONICA
Easy Listening
DJ
5
5
5
 解像度  分解能  音場表現 
快適性
C/P比
5
5
5
2
---
 評価は「3」が水準、「5」が優。

LCD-2との比較
音は双方ともフラットと言えるがLCD3の方が低音・ローエンドの量感は多い。
低音は相対的に見てLCD2の方がタイトでどちらかというと軽快でノリが良い傾向。
LCD3はソースの最低音域まで余さず鳴らすローエンドの伸びを持っている。
その点でLCD2よりもLCD3の方がやや篭りっぽく聴こえるという面もある。
高域はどちらも刺々しさは皆無。明瞭さはLCD3がやや良い。
ボーカルはLCD2の方がやや前面に感じやすい。LCD3はひたすら中庸の位置で鳴る印象。
ボーカルの明瞭さはほぼ同じ。癖の無さ・厚み・柔らかさはLCD3の方がやや上。
音場ではLCD3が空間の広さ・奥行き・前方定位の点でやや上だが
これはイヤパッドがLCD2よりもLCD3の方が大きいのが要因かと思われる。
どちらもクラシック・ジャズの表現力が素晴らしいが、あえて使い分けるなら
相対的にややあっさりとした音作りであるLCD2でポップス・ロック・打ち込み系、
空間表現の良さを味わえるLCD3では大編成のオーケストラやジャズが良いだろう。

T1との比較
どちらもフラット志向だが相対的に見てT1の方がややドンシャリ。
基本性能はどちらも不満はない優秀なものを持っている。
音場はLCD3の方が一回り広い。定位の明確さはT1が上。
音の明瞭さはT1が良い。T1はやや硬質で鋭敏、LCD3はやや柔らかで響きが豊か。
T1は音全体がタイトで高い解像度で個々の音を克明に描写する傾向だが
LCD3は音の厚みと実体感・響きの豊かさで音を聴かせる傾向。
明瞭でかつ、芯の通ったボーカルを求めるならT1が良いが、
厚み・癖のなさ・存在感のあるボーカルを求めるならLCD3が良い。
正直、質感のベクトルが真逆なため、好みがはっきり分かれるだろう。
使い分けなら音のクリアさ・解像度に特化して個々の音を聞き込みたいならT1、
音に温かみや厚み・音場の広大なスケール感を楽しみたいならLCD3か。
ポップス・ロックならT1、それ以外はLCD3。

PS1000との比較
LCD3はフラット。PS1000はややドンシャリ。
音の分離性能・音場の広さ・定位の明確さはLCD3がやや上。
PS1000は低音が豊かな部類だがLCD3と比べると音の沈み込みがやや甘い。
ローエンドはLCD3の方が伸び・量感ともにある。
低音の質感はタイトさはPS1000、厚みはLCD3がやや上。
高域はPS1000の方がピーキーさがあって派手。シンバルは鮮明で刺激的。
ボーカルは癖の無さ・厚みではLCD3が上。サ行はPS1000の方が明らかに刺さりやすい。
ただ、女性ボーカルにピーキーさや明瞭さを求めるならPS1000が良い。
金管楽器の鮮明さ・艶やかさはPS1000、色付けの無い自然さならLCD3が良い。
打ち込みサウンドではタイトさ・切れのよさではPS1000の方がノリよく聴ける印象だが
LCD3では音の重厚さと音に包まれる迫力で割とノリよく聴ける印象。
聴き疲れしにくいのは全体的に見てLCD3。PS1000は音質と装着感の双方で疲れやすい。
使い分けるならクラシック・ジャズでLCD3、ポップス・ロックでPS1000。
音全体の癖の無さ・音場の豊かなスケールを楽しむならLCD3。
全体の鮮明さ・高域のキレや刺激・打ち込みサウンド主体で楽しみたい場合はPS1000。
はっきり言って一本でオールジャンルを聴くならLCD3を強く薦めたいが
ヘッドホンの使い分け前提ならPS1000の方を選ぶのも良いだろう。

SR-007Aとの比較
装着感は下を向くと少しズレる点を除けばSR-007Aの方が軽量で快適。
側圧はほぼ同じ。頭頂圧はLCD3の方がストレスを感じる。
音は双方ともフラットだがLCD3の方がローエンドまでしっかりと伸びている。
SR-007Aの方が透明感があり繊細、LCD-3の方が実体感・音の厚みがある。
LCD-3の方が全体的に音の厚み・力強さ・実体感があるが静電型のような透明感は無い。
LCD-3はローエンドの量感があるため、SR-007Aよりやや暗く深みのある音調。
ローエンド表現はLCD3の方が巧く、余裕のある鳴り方で詰まったような鳴りをしない。
SR-007Aは音が空気中に溶けて耳を撫でるような印象だが
LCD-3はダイナミック型らしい押し出す力の強い存在感のある音。
金管楽器の鮮やかさは互角。軽やかさはSR-007A、ふくよかさはLCD-3の方がある。
ボーカルは癖の無さにしろ表現力にしろどちらも素晴らしく甲乙付けられないレベルだが
個人的な好みを言えばSR-007Aよりも腰を据えた印象のLCD-3の方に魅力を感じる。
弦楽器の表現はほぼ同等。芯の太さ・繊細さ・鮮やかさもほぼ互角。
音の繊細さ・柔らかさ・透明感のある響きを求めるならSR-007A。
音の迫力・重厚さ・密度感・響きの豊かさを求めるならLCD-3。
音の透明感・繊細さを楽しみたいならSR-007A、音の厚み・迫力・実体感ならLCD-3。
長時間の音楽鑑賞・装着感優先ならばSR-007Aを選ぶほうが無難。

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01/14/ (月) 15:44| ヘッドホン関係 | コメント(-) | トラックバック(-) | 編集
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