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トップヘッドホン関係【オーバーヘッド型ヘッドホン】 beyerdynamic DT660 Edition2007 レビュー

【オーバーヘッド型ヘッドホン】 beyerdynamic DT660 Edition2007 レビュー

beyerdynamic/DT660 Edition2007

型式:密閉/ダイナミック
用途:リスニング
ドライバー口径:φ40mm
出力音圧レベル:97dB/mW
インピーダンス:32Ω
再生周波数帯域:5~35,000Hz
質量:350g
備考:付属品なし
購入価格:¥22,500
参考URL:http://www.tascam.jp/

dt660_1.jpg dt660_2.jpg dt660_3.jpg

装着感はやや悪い。1時間程度の使用は問題ないがそれ以上はややキツい。
耳を僅かに押しつぶす感覚があるが耳への圧迫感はそれほど気にならない。
耳を収める空洞は広く、なかなかゆとりがある。側圧は強めで下を向いてもズレ落ちない。
耳自体への圧迫感は少ないが、イヤパッドがちょうど顎の付け根の上あたりに乗る感じで
そこに側圧が加えられることで顎の付け根が常に押さえられるという不快感が気になる。
頭頂部は柔らかな合皮のクッションがあり上から押し付けられるような感じは少ない。
耳に触れるベロア製パッドは固めだが使い込むと徐々に柔らかく馴染んでくる。
開封時はイヤパッドに謎の酢酸臭がしたのだが一週間ほど経つと消えてくれた。
ヘッドバンドには調整機構があるが油を塗ったようにスムーズに動くため位置が固定しづらい。
ただ、最短の状態でヘッドバンドがかなり長いため自分は一切伸ばさずにギリギリの装着。
バンドが短すぎて装着できないというよりも長すぎて装着できない可能性が高そうだ。
つまりは頭の小さい人は要注意。逆に頭の大きい人にとっては大きな問題ではないだろう。
本体重量は350gとずっしりとした重さがあり快適とは言いにくい。正直重い。
当機は2007年にデザインが一新されたもの。初代DT660は既に生産終了となっている。

遮音性は密閉型ほぼ水準並。空調の音などは5~6割ほど静かになる。
周囲の騒音を遮断するのには必要十分と言ったところ。
音漏れは密閉型にしてはやや多め。これはイヤパッドのせいだろう。
音量を絞れば音漏れはそれほど気にならないが外で使うには少し厳しい。

解像度・分解能ともになかなか良い。
音像はくっきりと描写し、かつ他の音とは被らず完全に個々の音が住み分けている。
音場は密閉にしてはなかなか広い。僅かに遠くで音を鳴らすため奥行きがある。
イヤパッドの内径が広いためどこに耳を位置させるかで定位に若干の変化がある模様。
かなり無骨な外観だが音量は取り易く、ポータブル機器でも特別使いにくい印象はない。

音はやや高音寄りのバランス。
ローエンドは量・伸びともにやや弱く、ベースやバスドラが前面に出づらい。
ボーカルは張り出す癖は目立たず、コーラスの分離は良い。
ただ全体として心地よさに若干欠け、落ち着きがあまり感じられない。
もたつくような低域が極力抑えられていることで躍動感のある表現ができている。
ギターやバイオリンは線が細身なのが気になるが滑らかでなかなか良い。
フルートの線の細さの中にもしっかりと芯の通った華麗な表現。
ホルンのような金管楽器ではかなり硬めの質感で好みが分かれそうだが非常に鮮やか。
鉄琴やオーケストラチャイムのような金属音は生々しく素晴らしい表現で
生音をそのままサンプリングしたかのように非常に澄んでおり一線に美しく伸びる。
ドラムやスネアは音を凝縮したようなタイトで歯切れの良いアクセントとなっている。
曲中のティンパニ、ドラムロールの制動やギロの細かな起伏までも聴き取れる高い分解能。
ハンドクラップ音までも輪郭を浮き彫りにし、硬さを感じてしまうのには若干の違和感。
全体として硬さのある特徴的な音だが不思議と嫌味はなくオケでも十分聴き易い。
エレクトロニカはかなり得意な印象で微細音まで捉えつつ、音の動きも楽しめる。
DJヘッドホンのようなゴリ押しで聴かせるタイプではなくアンビエンスな電子音表現も巧い。
DJユースとして見れば躍動感のあるタイトな低音と高域の開放感が味わえる点は良いが
もう少しローエンドの厚みやキックを前面に押し出す力強さがあれば尚良かっただろう。
軽快なレトロポップや微細音が散りばめられたエレクトロニカを聴く人にはおすすめの機種。

beyerdynamic/DT660 Edition2007
POPS
ROCK
 CLASSIC 
 JAZZ 
 VOCAL 
5
4
4
3
4
ELECTRONICA
Easy Listening
DJ
5
3
4
 解像度  分解能  音場表現 
快適性
C/P比
4
5
4
3
3
 5段階評価で「3」が水準、「5」が優。
 ※この表は現在試行運用中です。

DT250/80との比較
解像度・分解能はDT660が良い。全域に渡って芯のある音で個々の音を正確に浮き彫る。
音場はDT660の方が多少広いがDT250に比べてどこか全体を見渡しにくい定位。
音はDT250はやや低音寄りのフラット。DT660はやや高音寄りのバランス。
DT250は低音の豊かさから若干篭る感じがある。DT660は音全体が鮮明。
ローエンドの伸び・量感ともにDT250が上。DT660はやや量感不足気味。
逆に高域音の伸びはDT660の方が上で、DT250はある程度の伸びで頭打ちになる。
バスドラの沈み込みや柔らかさはDT250。DT660はかなりタイトで細身、かつ硬い質感。
迫力や力強さはどちらもほぼ互角だが芯の太いDT250の方が存在感がある。
クラリネットの鮮やかさや張りの良さはDT660、ホルンの雄大さや迫真性はDT250が良い。
ボーカルやコーラスはDT250の方が落ち着いており心地よく、癖もなく安定している。
DT660は爽やかなボーカルが楽しめるが線の細さと若干の擦れが気になる。
DT250は音全体が大人しくどっしりとした鳴りだがDT660はあっさりした鳴り。
クラシックはどちらも十分聴けるレベルだがDT250の方が原音らしいという点では好印象。
ただDT660と比べるとソースによって解像度・分解能に乏しいと感じてしまう部分がある。
ジャズでのブラスやピアノの表現、差し迫るような音の実体感はDT250の方が良い。
DT660はアコギやハープを弾くような瑞々しさやチャイムの鋭く伸びるような表現が巧い。
聴き疲れしにくいのはDT250。DT660は音と装着感双方のキツさを感じる。
元気で明るめの曲を聴く場合はDT660。ゆったりと落ち着いて曲を楽しむならDT250。
また、硬質で繊細な音が好みならDT660。柔らかで重厚な音が好みならDT250。

SRH940との比較
どちらもやや高音寄り。
装着感に関しては頭頂圧を感じにくく側圧が弱めなのはSRH940。
耳周りが多少フリーになるが側圧が強いのはDT660。
DT660の方が硬質な音の質感。音場の広さはほぼ互角、明確さはDT660が良い。
帯域を満遍なく鳴らす点ではSRH940が上だが微細音描写力・明瞭さはDT660がやや上。
DT660はローエンドが非常に薄いがSRH940はローエンドまでそれなりに出る。
ローエンドからくる空気感・温かみ・響きやドラムの厚みはSRH940の方がある。
DT660の方が低域の量感は少なく、張りがありタイトでかつキレのある質感。
SRH940の方がドラムやベースは太く柔らかめ。響きはSRH940の方がやや多い。
ボーカルの厚みはSRH940がややある。しっかりと芯が通っているのはDT660。
金管楽器はDT660の方が芯のある硬めの鳴りで高い音で鮮やか。
ふくよかさや温かみはSRH940の方があり、ゆったりと聴きたい場合に向く。
金属音の描写はDT660の方が巧い。耳にキツい部分もあるが非常に鮮明かつ重鎮。
どちらも重い低音を出さず全体的に軽快な音傾向だがDT660の方がその傾向は強い。
電子音系ではDT660の方が音の質感・明瞭さ・タイトさで相性が良い。
フラット志向・低域から高域まで安定して鳴らすという意味ではSRH940の方が良いが
リスニング用途で使い分けや個性を求めるならDT660の方が楽しめる印象。

12/14/ (日) 10:23| ヘッドホン関係 | コメント(-) | トラックバック(-) | 編集
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