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トップヘッドホン関係【カナル型ヘッドホン】 Pioneer SE-CLX50 レビュー

【カナル型ヘッドホン】 Pioneer SE-CLX50 レビュー

Pioneer/SE-CLX50
型式:密閉(セミオープン)/ダイナミック
用途:リスニング
出力音圧レベル:105dB/mW
インピーダンス:16Ω
再生周波数帯域:5~24,000Hz
質量:9g (ケーブル含まず)
備考:0.5 m 延長コード、イヤホンチップ(XS,S,M,L 各2個)
購入価格:¥5,980
参考URL:http://pioneer.jp/

se-clx50_01.jpg

使用したチップは付属のLサイズ。
装着感は普通。ただ機体が大きく耳に触れる面積が大きい。
フレックスノズルという耳にあわせてノズルが可動する仕組みだが特に不満はなし。
長時間使用しても耳が痛くなる、痒くなるなどもない。
遮音性は見た目の割りに良い。電車内でも普通に使えるレベル。
ただ音漏れが若干多めなため音量には注意が必要。
本体の半分をシリコンカバーが覆っており埃が付きやすい。
コードはY字。この点は特筆事項なし。

解像度・分解能・音場表現すべておおよそ値段なりの水準。
カナル型としては音場が広めで一回りスケールの大きい鳴りをする。

音は低音寄りのややドンシャリ。
ローエンドは必要量やや多め。厚み・伸びともに十分。
量感もさることながら芯の太さがかなりのもので存在感がある。
ベースは誇張気味に前面に出てバスドラも迫力があり目立ちがち。
迫力があるのは良いがバランスを考慮するともう少し低音を抑えて欲しいところ。
ボーカルは前面に出ず、明瞭さにやや欠けており低域音に埋もれがち。
上擦る癖はなく、サ行の痛さなどもそれなりに抑え込まれている。
高域はやや太身、シンバルやハイハットは僅かに刺激を残した鳴り。
金管楽器は悪くはないがもう少し明瞭さや実体感が欲しかったところ。
ソースによってハイエンドの伸び悩みや分離の悪さからくる閉塞感が気になる。
得意ジャンルを挙げれば低音の効いたヒップホップやクラブミュージック。
ジャズ・クラも悪くないが中~高域にかけての鮮やかさがあれば尚良かっただろう。

Pioneer/SE-CLX50
POPS
ROCK
 CLASSIC 
 JAZZ 
 VOCAL 
3
3
3
3
3
ELECTRONICA
Easy Listening
DJ
3
3
4
 解像度  分解能  音場表現 
快適性
C/P比
4
3
3
4
3
 5段階評価で「3」が水準、「5」が優。

AH-C452との比較
どちらも低音寄りのドンシャリ。
解像度・分解能はほぼ互角だが音場表現はSE-CLX50の方が巧い。
遮音性はSE-CLX50が高い。音漏れ防止はAH-C452が若干だが良い。
ローエンドの量感・厚み・伸びはSE-CLX50の方がある。
AH-C452は低域は軽快な感じで柔らかめ、重みはそれほどでは無い。
どちらもティンパニなどのリズム隊の音を聴き取り易く、もたつきにくい。
ボーカルの芯が太めなのはSE-CLX50。AH-C452は細め。
女性ボーカルで明るさが欲しい場合はAH-C452が良いが上擦るなどの癖がある。
楽器音やボーカルなど全体の明瞭さはほぼ互角だが気持ちAH-C452がやや上。
高域はどちらも刺激があるが多少マイルドなのはSE-CLX50。
軽めのポップスを聴く時のみAH-C452、それ以外はSE-CLX50。
または繊細な鳴りが好みならAH-C452、力強い鳴りが好みならSE-CLX50。
開放的な鳴りが好みならAH-C452、どっしりした鳴りが好みならSE-CLX50。

DTX50との比較
どちらも低音寄りのドンシャリ。
解像度・分解能・音場表現すべてSE-CLX50がやや上。
遮音性はSE-CLX50が高い。音漏れ防止はDTX50が良い。
ローエンドの量感・厚み・伸びはSE-CLX50の方がある。
ベースのような低音楽器が前面に出る点はどちらも同じ。
全体的に見て明瞭さ・鮮やかさの表現はSE-CLX50の方が良い。
DTX50はやや柔らかめの音の質感だがSE-CLX50はやや硬め。
ボーカルの癖の無さはほぼ互角だがより癖がないのはDTX50。
ボーカルがクリアなのはSE-CLX50。コーラスが柔らかで心地よいのはDTX50。
高域はDTX50の方が刺激は少なく地味。SE-CLX50はソースによってやや刺激的。
ギターの力強さはSE-CLX50が良いが繊細な表現はDTX50の方が多少巧い。
使い分けるなら基本的にSE-CLX50、少しでも音の刺激を減らしたい場合はDTX50。

SE-CL17との比較
どちらも同メーカーのイヤホンで非常に似た音傾向。
言い方を変えれば「キャラ被りすぎ」の一言だが基本性能に明確な差がある。
解像度・分解能・音場表現いずれもSE-CLX50がワンランク上の鳴り方。
SE-CL17の正統上位機種がSE-CLX50だと言って問題ないだろう。
細かく見比べてもSE-CL17がSE-CLX50に表現力で勝っている部分が見当たらない。
単純に高域の伸びにしろ低域の伸びにしろSE-CLX50が上。
ローエンドはSE-CLX50の方がしっかり出ており、かつ厚みもある。
ボーカルの明瞭さ・癖のなさ・実体感いずれもSE-CLX50が良い。
微細な音表現はSE-CLX50の方が巧い。SE-CL17で削がれていた音を描写できている。
双方、高域の一部でやや刺激のある点は同じだがSE-CLX50の方が金属質に鳴る。
どちらもどっしりとした音調が特徴的だがその特徴はSE-CLX50が濃く出ている。
はっきり言ってSE-CLX50を持っていさえすればSE-CL17は必要ない印象だが
SE-CLX50のスケール感・高域の鮮やかさ・刺激を抑えた鳴りを望むならSE-CL17で良い。

SHE9700との比較
どちらも低音寄りのドンシャリ。
解像度・分解能・音場表現すべてSE-CLX50がやや上。
遮音性はSE-CLX50の方が高いが音漏れはSE-CLX50の方が多い。
ローエンドの量感・厚み・伸びはほぼ互角だがSE-CLX50の方がやや上。
どちらの機種にしろ低域がボワつきがちだがSHE9700の方があっさりめ。
ボーカルの癖の無さはSE-CLX50、明瞭さ・艶っぽさはSHE9700が良い。
またコーラスの柔らかさ、繊細な表現はSHE9700が一枚上手。
逆に言うと芯の通った力強いボーカルはSE-CLX50の方が癖もなく聴き易い。
金管楽器はSHE9700の方が鮮やか。SE-CLX50は迫力はあるが地味な音色。
SHE9700は聴いていて楽しめる色づけが成された音という印象だが
そういう意味ではSE-CLX50はモニター寄りの堅実さがある。
力強さやノリのよさ、音場の広さに少しでもこだわるならSE-CLX50。
ボーカルの明瞭さや楽器の鮮やかさを重視する場合にはSHE9700。

02/09/ (月) 21:34| ヘッドホン関係 | コメント(-) | トラックバック(-) | 編集
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