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トップヘッドホン関係【イヤフック型ヘッドホン】 CREATIVE EP-AVNAIR レビュー

【イヤフック型ヘッドホン】 CREATIVE EP-AVNAIR レビュー

CREATIVE/EP-AVNAIR
型式:開放/ダイナミック
ドライバー口径:φ15.5mm
出力音圧レベル:102dB/mW
インピーダンス:32Ω
再生周波数帯域:20~20,000Hz
質量:16g
備考:専用ケース・イヤパッド付属
購入価格:¥12,800
参考URL:http://jp.creative.com/

ep-avnair.jpg
装着感はなかなか良好。
可動式のイヤフックがあり装着に手間取るがズレにくくはある。
1時間程度つけていても違和感や痛みは感じない。
タッチノイズはそれなりに考慮されているせいか特に気にならない印象。
EP-630などに比べてケーブル合流部やプラグ部周りに剛性さがある。
イヤホン形状から耳に完全に密着させるのが困難という理由もあるが
遮音性は開放型と言うことを差し引いても個人的にかなり悪いように思う。
使いどころとしては静かな個室や外での散歩用途くらいか。

以下は付属のイヤパッドをつけてからの感想。
解像度・分解能ともに良好。
定位は非常に明確でかつ広さもイヤホンとしては優秀な部類と感じる。

高音寄りのややドンシャリ傾向。
描写する音が細く、空間全体が音で満たされるような密度感に欠ける。
音は非常に明瞭。篭ったりしない。ローエンドはやや薄く伸びもそれほどないが
開放型イヤホンとして見れば十分な量感は持っている。
全体的にやや硬質で細身。厚みは必要最小限。
硬質というとネガティブな表現に受け取るかもしれないが
音のしなやかさや強弱を描写する表現力もしっかりと持ち合わせている。
ピアノやクラリネットで若干の艶っぽさが感じられる点は魅力。
チャイムや金属パーカッションの重鎮さは非常に巧く表現できている。
アコギはしっかり分離して鳴るが少々線の細さが気になる。
バイオリン・チェロなどは量感が乏しいこともあるが非常に滑らかで聴き心地良好。
高域の伸びはなかなか良い。音の深みや響きが少ない。
金管楽器の鮮やかさはやや良い。実体感は普通。余分な肉付けを削いだ音。
高域の一部で強調感があり、シンバルは若干派手で乾いた鳴りがやや耳に付く。
ボーカルの実体感は並程度。ハイトーンで線が細すぎたり擦れが気になることがある。
個人的にボーカルの腰を据えたどっしりした鳴りや楽器音の厚みが欲しかった。
ソースによってドラムスやティンパニでは厚みにしろ響きにしろあっさりすぎる印象。
DT660 Edition2007をドンシャリ風にして全体に艶をやや上乗せしたようなチューニング。
イヤパッドなしでは低音の強調がなくなりフラットに近い鳴りをする。
ベースのないソースでは中高域主体になり、いまいち聴き応えに欠ける印象。
定価ならば値段なりというところだが一万円を切る価格ならばC/P比は魅力的。

CREATIVE/EP-AVNAIR
POPS
ROCK
 CLASSIC 
 JAZZ 
 VOCAL 
5
4
4
3
3
ELECTRONICA
Easy Listening
DJ
5
3
4
 解像度  分解能  音場表現 
快適性
C/P比
4
5
4
4
4
 5段階評価で「3」が水準、「5」が優。
 ※この表は現在試行運用中です。
MX980との比較
双方ともイヤパッドありでの比較。
どちらも弱ドンシャリだが相対的に見ればEP-AVNAIRの方がやや低音寄り。
全体の明瞭さはローエンドが薄く鮮明な中・高域描写を持つMX980がやや上。
超高域などでの微細音描写力はEP-AVNAIRの方がやや上。
音場はEP-AVNAIRの方が若干広く、定位も把握しやすい。
ローエンドはEP-AVNAIRの方が量感が若干多くやや濃い音を出す。
同様にドラムやベースはEP-AVNAIRの方が柔らかく響きが豊かで量感も多い。
芯の太さ・実体感・厚みいずれもMX980が上。繊細さ・艶やかさはEP-AVNAIRが上。
MX980は音全てに硬い芯を通したような柔軟さに欠ける部分があるし
EP-AVNAIRは線が細く滑らかな描写が出来るが音の迫力や聴き応えにいまひとつ欠ける。
ボーカルの明瞭さはほぼ互角。艶っぽさはEP-AVNAIR、厚みはMX980の方がある。
サ行はEP-AVNAIRの方が細く刺さるのが気になるが、MX980は一部ソースで上擦る癖がある。
金管楽器はMX980の方が迫力があり、線が太く鮮やか。
EP-AVNAIRは非常にしなやかで繊細な描写力と全体の艶がある。また音の余韻が美しい。
ピアノの表現はしっかりした芯があり鮮明でかつ迫真性のあるMX980に魅力を感じる。
耳にキツい帯域はEP-AVNAIRの方が巧く避けている。また音量を上げても痛くない。
どちらかというとEP-AVNAIRはニュートラルで癖が少ない印象。
EP-AVNAIRが迫力不足・線が細い・より明るさが欲しいと感じる場合はMX980。
MX980の高域が鮮烈で聴き疲れするとか繊細さが欲しい場合はEP-AVNAIR。

SR-001MK2との比較
SR-001MK2はフラット。EP-AVNAIRは高音寄りのややドンシャリ。
双方解像度・分解能いずれも問題ないレベル。
僅かな残響や音の柔らかな余韻を描写するという点ではSR-001MK2、
音に芯を通してくっきりと浮き彫るという点でEP-AVNAIRが向く。
SR-001MK2はコンデンサ特有の柔らかく繊細な音。
EP-AVNAIRはダイナミックで力強く、張りのある音。
音場の広さはほぼ互角だがSR-001MK2の方が若干奥行きがある。
定位の明確さはどちらも良い。音の分離はEP-AVNAIRがやや良い。
音の実体感・厚みはSR-001MK2の方がある。
ボーカルはSR-001MK2の方が前面に出て、かつ厚みがある。
擦れがないのはSR-001MK2、EP-AVNAIRは音量を上げると細く刺さる。
ローエンドはどちらも弱弱しいが明瞭な分EP-AVNAIRが量感をやや多く感じる。
弦の鮮やかさ・力強さはEP-AVNAIRの方がある。
EP-AVNAIRはシンバルやハイハットで一部強調感があり耳に付く。
一方でSR-001MK2は自然で癖がない。ピークがなく高域を平らに鳴らす。
ピアノはどちらも美しい音色で好みが分かれそうだが
SR-001MK2は空間に溶け込み撫でるような柔らかさが味わえるし
EP-AVNAIRでは張りのある明るい音でうまく表現してくれる。
使い分けるなら生楽器主体ならSR-001MK2、電子音主体ならEP-AVNAIR。
クラシック・ジャズならSR-001MK2、ポップス・ロックならEP-AVNAIR。

11/06/ (金) 12:46| ヘッドホン関係 | コメント(-) | トラックバック(-) | 編集
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