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トップ未分類【オーバーヘッド型ヘッドホン】 ULTRASONE HFI-780 レビュー

【オーバーヘッド型ヘッドホン】 ULTRASONE HFI-780 レビュー

ULTRASONE/HFI-780
型式:密閉/ダイナミック
用途:リスニング
ドライバー口径:φ40mm
出力音圧レベル:96dB/mW
インピーダンス:35Ω
再生周波数帯域:10~26,000Hz
質量:285g
備考:デモCD、ベルベットケース付属
購入価格:¥22,800
参考URL:http://www.timelord.co.jp/ULTRASONE/HFI780.html

hfi-780_1.jpg

装着感は重みをやや感じるがさほど悪くはない。
イヤパッドは耳が綺麗に収まる楕円形の造りになっている。
イヤパッドは合皮で装着中は耳周りを隙間なく吸着する感じになる。
短時間使用で蒸れるのは難点だが遮音性・音漏れ防止は優秀な部類。
頭頂圧が一点に加わるバンド形状で頭頂部が局地的に押さえられじわじわと痛くなる。

解像度・分解能いずれもなかなか良いが
高域の微細音描写や鮮明さはあと一歩欲しいところ。
音場感は悪くないが特別優秀とは感じない。
S-LOGIC機構のせいか不思議な臨場感がある。

低音寄りのややドンシャリ。
超低域~低域は量自体がかなり多く厚みもある。
ローエンドの伸びは問題ないがブーミーさもあるため好みが分かれるだろう。
ベースラインは太く強調され迫力十分だがソースによって量感過剰。
ティンパニやキックは丸みのある硬く凝縮されたような質感で力強い。
金管楽器はさほど高い音は出ないが鮮やかで、かつ力強さのある音を楽しめる。
シンバルはシャリつきが気になるが刺激はさほど気にならない。
金属パーカッションの重鎮さはなかなかある。ギターの線は普通~若干細身。
弦のしなやかさや繊細さというよりは鮮やかさ・ハリを楽しむのに向くだろう。
ボーカル表現は低高域の鳴りに反して落ち着いた鳴りで癖が少ない。
明瞭さは十分あるし上擦りや刺さりはほとんど気にならない。
ハイトーンボーカルもそれなりに楽しめる印象。厚み・実体感はなかなかある。
一部のソースで声質が艶を削いだ乾燥した感じが顕著で耳に障るのは難点。
生楽器表現はさほど悪くないと感じるが、繊細さ不足や余韻描写の淡白さが気になる。
代理店の機器紹介でDVD鑑賞向けを示唆するような記述があるが、
たしかに音声を大人しく冷静に鳴らすという点では鑑賞に向くと思う。
ただ、低域の多さや側圧の強さなど、長時間使用に特化しているかは疑問。
とりわけ、この機種は強いエフェクトのかかった中でボーカルを冷静に鳴らしたい場面や、
低域の厚みを生かしたDJソース、電子音楽で使用したときにこそ魅力を感じる。

ULTRASONE/HFI-780
POPS
ROCK
 CLASSIC 
 JAZZ 
 VOCAL 
4
4
3
4
4
ELECTRONICA
Easy Listening
DJ
4
2
5
 解像度  分解能  音場表現 
快適性
C/P比
5
4
4
3
3
 5段階評価で「3」が水準、「5」が優。
 ※この表は現在試行運用中です。
RH300との比較
双方低音寄りのややドンシャリだがどちらかというとRH300の方がフラット。
性能に値段なりの差は感じられる。解像度・分解能はHFI780がやや上。
微細音はHFI780の方が明瞭に浮き彫る。
音場感はどちらも並程度だが、RH300は平面的な鳴りが気になるし
HFI780は多少は立体的だが独特の定位の癖が気になる。
ローエンドは量・厚み・伸びともにHFI780の方があるがソースによっては過剰。
RH300の方が必要量で大人しく、モニターバランスとして見れば好ましい印象。
HFI780に比べ、RH300の中域は明瞭さでやや不満が残る。
ボーカルはRH300の方が前面に出る。艶っぽさはRH300がある。
弦楽器はRH300の方が柔和で自然。HFI780はやや硬い芯が気になる。
どちらも聴き疲れする音だがRH300の方が装着感では良い。
エレクトロニカなどで微細音を楽しむならHFI780が良いが
RH300の方がソースをさほど脚色しないという意味で素直に鳴らしてくれる印象。
派手な色付けを避けたい場合や落ち着いた音を好むならRH300。
RH300が迫力不足に感じたり、音全体の明瞭さ不足を感じるならHFI780。

DT250/80との比較
DT250/80はやや低音寄り。HFI780は低音寄りのややドンシャリ。
HFI780が硬くメリハリのある音、DT250/80は柔らかく響きのある音。
解像度・分解能・音場の広さはHFI780がやや上。
ローエンドの伸び・量ともにHFI-780の方がある。
DT250/80は空気の層に響きが加わる地鳴りのような感じだが
HFI780はベースラインをそのまま前面に押し出すブーミーな感じ。
ドラム・ティンパニの厚み・存在感はHFI-780の方がある。
DT250/80が緩く重い感じで、一方HFI780は弾力がある。
ハイエンドの伸びはどちらもある方ではないがHFI780の方がやや良い。
金管楽器の鮮やかさはHFI780がやや上。DT250/80は芯が太く実体感がある。
弦楽器でも鮮やかさはHFI780に分があるが、響きや実体感はDT770PROがある。
双方ともボーカルを冷静に鳴らしてくれるが、前面に出てかつ癖のないのはDT250/80。
サ行や上擦りはどちらも気にならないがあえて言うならHFI780の方がキツい。
DT250/80の方がボーカルの芯は太く、埋もれない。また温かみ・柔らかさがある。
明瞭さは基本的にHFI780が上だがソースによって艶のない乾いた質感が気になる。
コーラス部はDT250/80の方が柔らかで広がりが豊か。
クラシック・ジャズを聴く場合や音の温かみや響きを重視するならDT250/80。
ポップス・打ち込み音などメリハリのある曲主体で聴くならHFI780。

PS500との比較
どちらも低音寄りのドンシャリだがPS500の方が強ドンシャリでかつ刺激がある。
装着感は総合的に見てPS500の方が良い。
HFI780では圧迫感のある側圧・頭頂圧が長時間使用する場合に気になったが
それをあまり感じさせないというのはPS500の美点と言える。
ただし、音漏れ防止・遮音性はHFI780が優秀なためどちらを取るか考えどころか。
(これは側圧の差と言うよりもイヤパッド内のスポンジの密度の違いが原因と思われる。)
解像度・分解能いずれも近いものを持っている。
音場はHFI-780が一定距離から淡々と鳴らすようなイメージだが
PS500は臨場感がありホールのような包まれるイメージ。
低音は量・厚み・重み・存在感いずれもPS500の方がワンランク上。
PS500の後ではHFI780のローエンドや低音ですら軽い・薄いと感じるほど。
ボーカルの明瞭さはほぼ互角。どちらもさほど前面に出ない。
冷静でかつ擦れる癖が少なく安定した再生能力があるのはHFI-780。
コーラスは双方とも繊細さ・温かみ・柔らかさ・分離でやや不満。
高域の伸び・明瞭さはほぼ互角。PS500の方が一部で突出したピークを感じる。
シンバルはシャリつく乾いた刺激のある音だが度合いはPS500が強い。
低音のキックにしろ明るめのピアノ和音にしろアタック感・実体感はPS500が上。
ベクトルの違いはあるもののどちらもノリ良く聴ける機種ではある。
相対的に見ればPS500は荒々しく豪快、HFI-780は端正な鳴り。
無理に悪い言い方にすればPS500は粗雑、HFI-780は単調。
使い分けるなら音の締り・スピード感・ボーカル重視ならHFI-780。
低音の量感・音の迫力や実体感・響きのある臨場感重視ならPS500。

03/09/ (火) 23:24| 未分類 | コメント(-) | トラックバック(-) | 編集
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