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トップヘッドホン関係【オーバーヘッド型ヘッドホン】 DENON AH-D7000 レビュー

【オーバーヘッド型ヘッドホン】 DENON AH-D7000 レビュー

DENON/AH-D7000
型式:密閉/ダイナミック
用途:リスニング
ドライバー口径:φ50mm
出力音圧レベル:108dB/mW
インピーダンス:25Ω
再生周波数帯域:5~45,000Hz
質量:370g
備考:拭き布・専用ケース付属
購入価格:¥71,800
参考URL:http://denon.jp/products2/ahd7000.html

ah-d7000_1.jpg
装着感は良好。
側圧はかなり弱く、柔らかい付け心地でストレスを感じない。
ただ側圧が弱すぎるせいで肌とイヤパッドの間に隙間ができがち。
装着と言うより頭にただ載せている感があり、個人的にはがっしりしたホールド感が欲しかった。
長時間使用すると耳周りが蒸れる。また、下を向くと重さと側圧の弱さでややズレる。
手で持つとそれなりの重さがあるが、装着するとそれほど苦に感じる重さはない。
頭頂圧はバンド中央に沿った溝があり、そこで巧く分散している模様。
デザインは木製ハウジング光沢塗装と随所パーツのアルミ色が栄えており悪くないと思う。

基本性能に関しては特に不満の無い水準。
音場感はフルサイズのヘッドホンとしては広さは普通。
左右の広がり・前方定位感・明確さいずれもそれほど特化した印象は無いが
様々な面から見て癖が少なく、安定した再生能力を持っている。

簡潔に言ってリスニングに特化した素晴らしい機種。
低音寄りのややドンシャリ。全体的に艶やかで非常に滑らかな音色。
低域・超低域は質的に柔らかく膨らみがちで十分な量感を感じる。
軽やかで透明感があり圧迫感はあまり感じない。厚み・実体感は普通。
低域はブーミーさは避けているが量的に多く膨らみがちで締まり・制動にいまひとつ欠ける。
よくあるDJヘッドホンのような力強い重量感・圧迫感のある低音ではなく、
上品で優しく包むような柔らかさ・繊細さ・軽やかさといった表現力を持つ低音。
ボーカル・コーラスの明瞭さ・透明感・艶やかさいずれも非常に良い。
サ行はソース次第でやや擦れるが気になるほどではない。
金管楽器の鮮やかさはかなり良い。好みを言えばパーカッションにキレや重鎮さが後一歩欲しいが
空間に余裕を持って描写される円滑で繊細な音と艶のある表現は見事なバランス。
弦楽器は実体感・繊細さ・鮮やかさがありなかなか良い。
アコギの表現は素晴らしいが、より硬質で張りのある鳴りが好みの人もいるだろう。
ピアノの明瞭さ・質感はかなり良いがこちらも張りやアタック感はやや弱い。
高域はしっかり伸びており、なおかつ高い鮮明さを維持した絶妙なチューニング。
高域に僅かなピークがありソース次第ではシンバルのシャリつきが少々気になる。
微細音描写力は全体に艶が上塗りされていてやや甘めの印象。
DJソースでは低音の締りやキックの確固とした重み・実体感が欲しかった。
また音の芯が柔らかく滑らかすぎるし、そもそもゴリ押しで聴くのはあまり向かないだろう。
ソフトで快適な装着感、滑らかな美音描写など魅力的で当機の愛用者が多いのも頷ける。
優しい音色や艶やかさをオールジャンルで楽しみたい人にはおすすめの機種。

DENON/AH-D7000
POPS
ROCK
 CLASSIC 
 JAZZ 
 VOCAL 
4
4
5
4
5
ELECTRONICA
Easy Listening
DJ
4
5
3
 解像度  分解能  音場表現 
快適性
C/P比
5
5
5
5
---
 5段階評価で「3」が水準、「5」が優。
 ※この表は現在試行運用中です。
ATH-W5000との比較
ATH-W5000はフラット。AH-D7000は低音寄りのややドンシャリ。
音の鮮明さ・微細音描写力・定位の明確さはATH-W5000が良い。
音場の広さはほぼ互角だが個々の音のスケールはATH-W5000の方がある。
AH-D7000は全体的に一歩引いた落ち着いた鳴り。
低域からローエンドまでの量はAH-D7000が量的に多く緩い音を出す。
AH-D7000は質的には丸み・温かみ・響きがあり柔らかな低音。
対してATH-W5000は質的にタイト、スピード感・高い制動力を持った低音。
ボーカル表現はどちらも密閉型として最高に近いものを持っている。
前面での主張・生々しさ・明るさ・ハイトーンを楽しむならATH-W5000。
艶っぽさ・柔らかさ・距離感のある冷静なボーカルならAH-D7000が良い。
温かみ・心地よさ・艶やかさ・空気感はAH-D7000の方がしっかりと感じられる。
ピアノ表現は明るさ・力強さ・伸び・実体感でATH-W5000が上。
打ち込み系は低音の制動力・音の力強さでATH-W5000がやや有利。
聴き疲れを避けて長時間の音楽鑑賞に使用したい場合や音色に艶を求めるならAH-D7000。
AH-D7000の音が滑らか過ぎて迫力に欠けるとか、より鮮明な音描写を求めるならATH-W5000。
06/11/ (金) 23:22| ヘッドホン関係 | コメント(-) | トラックバック(-) | 編集
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