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【オーバーヘッド型ヘッドホン】 GRADO PS1000 レビュー

GRADO/PS1000
型式:開放・ダイナミック
用途:リスニング
ドライバー口径:φ40mm
出力音圧レベル:98dB/mW
インピーダンス:32Ω
再生周波数帯域:5~50000Hz
質量:590g(ケーブル含) 470g(ケーブル除)
購入価格:¥129,800
参考URL:http://www.gradolabs.com/
      :http://www.knicom.co.jp/ps1000.html
      :http://www.knicom.co.jp/version2011.html

g_ps1000.jpg
装着した際の耳への負担はそれほどないが
本体重量が重く、30分程の小使用で頭頂部が徐々に痛くなってしまう。
ヘッドバンドにスポンジのような緩衝材がなくダイレクトに負荷が頭頂に伝わるのも原因か。
側圧は弱く、ふとした調子で非常にズレやすい上に下を向くと本体ごと落下する。
パッドが大型で耳はある程度フリーになり、押し潰すということはないが内側にやや触れる。
ズレやすさ・本体重量・頭頂へのストレスなど装着感の悪さに関しては間違いなくトップクラスだが
厚みのあるスポンジを用意して頭とバンドの間に挟むことである程度の改善が認められる。
コード長は1.7mでホームユースにしては短めか。個人的には2.5~3.0mは欲しかった。
付属で延長ケーブルがあるが4.5mと長めの仕様。
尚、当機はハウジングが従来の艶消し仕様ではなく鏡面仕上げ(Version2011)のもの。

基本性能は問題ない水準。
音場は広めでどの音にもやや一定の距離感を感じる印象。
イヤパッド内部がかなり大きいため、装着位置で音が変化しやすい。

低音寄りのドンシャリ。
音は基本的に芯が太めで聴き応え十分。
低音はしっかりした解像度があり、密度・力強さ・厚みのある鳴り。
ドラムやキックには程良い押しの強さと歯切れの良さがある。
ローエンドの量・伸びはハイエンド機で比べると普通~やや弱いと感じるが
開放型ヘッドホンの平均で言えば十分出ているし特に不満はない。
ローエンドやや上の帯域になると量がかなり多く、ソースによっては量感が目立つ。
ボーカルは冷静な鳴り方で聴きやすいがハイトーンを楽しむにはいまひとつ。
声の明瞭さは普通。過剰な明るさは無い。サ行の擦れや距離感が多少気になる。
コーラスはすっきりしていて温かみ・柔らかさは適度で明瞭さも問題ない。
高域は硬質で明るい鳴り。シンバル音など耳に鋭いピークはギリギリのラインで避けてはいるが
一部の曲で過度に強調され耳にキツい部分もあるのは事実。
ギターは腰を据えた余裕のある描写だが柔軟さ・繊細さはもう少し欲しかったところ。
ピアノは深い低音部にしろ明るめの高い音にしろ表現はなかなか巧い。
金属音の重鎮さはかなり良い。チャイムの音色は質量を感じられるかのような実体感がある。
全体的に温かみはさほどなく、響きも過剰に乗せないため篭り感は気にならない。
ゆったりとしたバラードやピアノ、ブラスに迫力が欲しいジャズを聴くのに向く。
また、電子音の表現は特に不満の無いレベル。篭りの少なさ・音の質感など相性は概ね良い。
ハードコアのような重い打ち込みサウンドも低音の質感と芯の太い鳴りが楽しめるし
アンビエントな電子音でも独特の空気感と全体の鮮明さで十分聴かせてくれる。

GRADO/PS1000
POPS
ROCK
 CLASSIC 
 JAZZ 
 VOCAL 
4
4
4
5
4
ELECTRONICA
Easy Listening
DJ
5
5
5
 解像度  分解能  音場表現 
快適性
C/P比
5
5
5
1
---
 5段階評価で「3」が水準、「5」が優。
 ※この表は現在試行運用中です。
DT990PROとの比較
どちらもドンシャリだがDT990PROの方が一回り派手。
DT990PROは質感は普通~柔らかめだがPS1000はニュートラル~やや硬質寄り。
音場の広さ・全体の明瞭さ・制動・歪みの少なさなど基本性能面はPS1000の方が上。
金管楽器に柔らかめでかつ温かみがあり音の広がりが豊かなのはDT990PRO。
PS1000は金属的で明るく芯の通った硬質な鳴り。
ギターの解像感が強調されるのはDT990PROだが高域が派手で聴き疲れしやすいのもDT990PRO。
PS1000も高域の量は多めだがDT990PROに比べれば鋭いピークは控えめで大人しい。
ボーカルは温かみ・厚みが欲しいならDT990PRO、冷静さ・明瞭さ重視ならPS1000が良い。
コーラスはクリアさを求めるならPS1000だが柔らかさ・適度な融合感が欲しいならDT990PROが良い。
楽器の繊細さ・温かみ・音の響きの多さは基本的にDT990PROの方が感じられる。
金属音の芯のある重鎮さはPS1000が良い。DT990PROも悪くないが耳にキツいことが多々ある。
電子音表現は篭りの少なさ・質感・明瞭さの点でPS1000の方が良い。
DT990PROは電子音が温かみと柔らかさのある質感が合わないことが多いし響きの多さが気になる。
使い分けるなら基本的にPS1000、温かみ・柔らかな質感が欲しい場合はDT990PRO。
クラシック・ジャズのみならばDT990PROでも十分に迫力のある音が楽しめるが、
ポップス・打ち込みサウンドなどジャンル問わず幅広く聴きたいという場合はPS1000が良い。
07/27/ (水) 19:31| ヘッドホン関係 | コメント(-) | トラックバック(-) | 編集

日記

デジタルスケールを買ったので量ってみる

srh940_w_1.jpg
SRH940 325.5g およそ公表スペック通り

he5le_w_1.jpg
HE-5LE 403.0g およそ公表スペック通り

lcd_w_1.jpg
LCD-2 546.0g およそ公表スペック通り

lcd_w_2.jpg
LCD-2を実際に使用する場合のケーブルを含めた重量 
 ・ケーブルは床に這わせて、ヘッドホン端子はアンプに繋いだ状態
 ・ペットボトルの重量は設定で無効化済
写真が見づらいですが605g。

07/04/ (月) 21:38| ヘッドホン関係 | コメント(-) | トラックバック(-) | 編集

【オーバーヘッド型ヘッドホン】 SHURE SRH940 レビュー

SHURE/SRH940
型式:密閉/ダイナミック
用途:モニター
ドライバー口径:φ40mm
出力音圧レベル:100dB/mW
インピーダンス:42Ω
再生周波数帯域:5~30,000Hz
質量:320g
備考:専用キャリングケース付属
購入価格:¥25,200
参考URL:http://www.shure.co.jp/ja/products/headphones/srh940

srh940_0.jpg
装着感はそれなりに良好。
見た目の割には重量は軽い。側圧は適度でかつ頭頂圧は感じにくく快適な部類。
ハウジング内の奥行きは浅めで耳が完全にフリーにならずやや押し潰す。
耳への圧迫感があり、ベロアパッドも相まって耳が蒸れやすい。
音漏れ防止・遮音性いずれもなかなか良い。
ケーブルは着脱式で片出しコード。付属でストレートケーブルと替えのイヤパッドが付く。

基本性能はこの値段なら普通程度。音場はやや狭い。
フラット志向だが高域にややキツいピークを感じる。
多少柔らかめかつ温かみのある質感だが高域は一部シャープでやや刺激的。
ローエンドの伸びは並程度。個人的には量感が少々物足りないこともあるが
モニター用途として見れば低域がむやみに主張せず好ましいバランス。
ドラムのタイトさ・厚み・実体感は密閉型にしては弱い。鈍重というよりも軽快な傾向。
全体の明瞭さ・分離は普通。金管楽器の鮮やかさ・色付け・艶は薄め。
芯の太さは並。上擦りや極端なピークは無く淡々と冷静に鳴らす傾向。
高域の微細音描写・伸びはさほど不満は無いが特別な優秀さは感じないレベル。
シンバルは余韻が少なく聴き取りやすいがソースによっては張り出し気味。
ギターの線はやや細め。解像度はなかなか良いが滑らかさ・繊細さで描写力があと一歩欲しい。
ボーカルはあっさりとして癖が少なく聴きやすい。明瞭さ・艶っぽさは必要程度。
ボーカルは極端に刺さらないし程良い距離感がある。前に出過ぎないし後退しすぎない。
声の実体感や厚み・濃さ・前面での強い主張が欲しい場合は物足りないと感じるレベル。
コーラスの柔らかさや適度な温かみ・柔らかさが欲しい場合は良い。
打ち込み系の表現は悪くはないが、温かみや空気感が多少足を引っ張る印象。
個々の音を明確に聴き取ると言うより全体の音のバランスを広く見渡す用途に向く。
ソースを帯域的に満遍なく鳴らしてくれるし、モニター用途として十分な性能を持っている。

SHURE/SRH940
POPS
ROCK
 CLASSIC 
 JAZZ 
 VOCAL 
4
4
4
4
4
ELECTRONICA
Easy Listening
DJ
3
4
3
 解像度  分解能  音場表現 
快適性
C/P比
5
4
3
4
3
 5段階評価で「3」が水準、「5」が優。
 ※この表は現在試行運用中です。
DT660 Edition2007との比較
どちらもやや高音寄り。
装着感に関しては頭頂圧を感じにくく側圧が弱めなのはSRH940。
耳周りが多少フリーになるが側圧が強いのはDT660。
DT660の方が硬質な音の質感。音場の広さはほぼ互角、明確さはDT660が良い。
帯域を満遍なく鳴らす点ではSRH940が上だが微細音描写力・明瞭さはDT660がやや上。
DT660はローエンドが非常に薄いがSRH940はローエンドまでそれなりに出る。
ローエンドからくる空気感・温かみ・響きやドラムの厚みはSRH940の方がある。
DT660の方が低域の量感は少なく、張りがありタイトでかつキレのある質感。
SRH940の方がドラムやベースは太く柔らかめ。響きはSRH940の方がやや多い。
ボーカルの厚みはSRH940がややある。しっかりと芯が通っているのはDT660。
金管楽器はDT660の方が芯のある硬めの鳴りで高い音で鮮やか。
ふくよかさや温かみはSRH940の方があり、ゆったりと聴きたい場合に向く。
金属音の描写はDT660の方が巧い。耳にキツい部分もあるが非常に鮮明かつ重鎮。
どちらも重い低音を出さず全体的に軽快な音傾向だがDT660の方がその傾向は強い。
電子音系ではDT660の方が音の質感・明瞭さ・タイトさで相性が良い。
フラット志向・低域から高域まで安定して鳴らすという意味ではSRH940の方が良いが
リスニング用途で使い分けや個性を求めるならDT660の方が楽しめる印象。
06/14/ (火) 09:48| ヘッドホン関係 | コメント(-) | トラックバック(-) | 編集

【オーバーヘッド型ヘッドホン】 beyerdynamic DT1350 レビュー

beyerdynamic/DT1350
型式:密閉/ダイナミック
用途:リスニング
ドライバー口径:φ40mm
出力音圧レベル:102dB/mW
インピーダンス:80Ω
再生周波数帯域:5~30,000Hz
質量:174g
備考:専用キャリングケース付属
購入価格:¥29,800
参考URL:http://tascam.jp/product/dt_1350/overview/

dt1350_1b.jpg
装着感は総合的に見ていまいち。
装着位置をしっかりと吟味すれば連続一時間程度の使用は問題ないが
側圧が強く、耳への圧迫感がある上に短時間の使用で耳が蒸れる。
音漏れ防止・遮音性いずれもポータブルヘッドホンとしては優秀な部類。
二双のヘッドバンド機構でしっかりと頭部がホールドされ、動いてもズレない。
ケーブルは片出し。プラグ部はねじ込み式でステレオミニ-標準プラグになる。

基本性能はこの値段なら普通程度。
音場の狭さが気になるが耳載せタイプなのでこの点は致し方ない部分だろう。
音数の多いソースやオケなどで音場の広さが欲しい場合はやや難アリというところ。

低音基調のややドンシャリ。
低音の量は多めで、ローエンドまで出ており厚みは十分。
ベースやドラムは重く、芯が太くどっしりした鳴り。締まり・温かみは普通。
響きはやや多く、実体感の強い鳴り方。ノリの良さを音の厚みで補う感じ。
低域のレンジの広さは良好。高域の微細音描写・伸びはやや不満はあるが必要十分なレベル。
金管楽器の鮮やかさは普通。ギターではもう少しエッジの強調や繊細さ・解像力・伸びが欲しい。
線はやや太めで丸みがあり、刺激はあまり感じない。ふくよかさ・実体感・迫力がある。
ボーカルはボヤけたりせず明るめでしっかりした芯のある傾向。明瞭さはなかなか良い。
ボーカルは低音の量感に負けずしっかりと前に出る。声の温かみ・柔らかさ・艶っぽさはいまいち。
ジャズでのベースの豊かな量感や腰を据えた実体感のあるドラムは聴き応えがある。
打ち込み系の表現はなかなか良い。音は柔らかすぎないし、適度にニュートラルな質感が合う。
ポップスやロック・DJソースで低音主体の迫力やノリの良さを求める場合には良い。
このサイズのヘッドホンとしては遮音性・音漏れ防止・ローエンドまでしっかりと鳴らす低音は魅力。
突出した性能やコストパフォーマンスは無いが、多くのソースで安定した音を鳴らしてくれる機種。

beyerdynamic/DT1350
POPS
ROCK
 CLASSIC 
 JAZZ 
 VOCAL 
4
4
4
4
4
ELECTRONICA
Easy Listening
DJ
3
3
4
 解像度  分解能  音場表現 
快適性
C/P比
5
4
3
2
3
 5段階評価で「3」が水準、「5」が優。
 ※この表は現在試行運用中です。
DT250/80との比較
どちらもやや低音寄りだがDT1350の方がドンシャリ。
全体的な明瞭さはDT1350がやや上。
音場はDT250/80の方が広く全体を見渡しやすく、聴き疲れしにくい。
音の質感はDT250/80の方がやや柔らかく響きがあり、DT1350はやや硬質。
低域はDT1350の方がタイトでソースによってはブーミーさがある。
DT250/80はそれほど締まりはなく、柔らかくぼやけ気味。量・厚みは双方とも近い。
高域の伸び自体はどちらもやや頭打ちだが量自体はDT1350の方が多く目立つ。
金管楽器・弦楽器の鮮やかさはDT1350がある。ふくよかさはDT250/80の方がある。
ボーカルは埋もれずどちらも前面に出る。クリアで力強いボーカルはDT1350が楽しめるが
ボーカルの温かみ・癖の少なさ・過剰な前面での主張を避けたいならDT250/80の方が良い。
声質の厚み・温かみはDT250/80の方があり、明瞭さ・ピーキーさはDT1350に分がある。
打ち込み系はDT1350の方が良い。DT250/80よりも高域のシャープ・やや硬めの質感が合う。
長時間のリスニング・音に温かみが欲しいとき・高域の刺激を嫌う場合はDT250/80。

HP-AURVN-LVとの比較
どちらもややドンシャリだがDT1350の方が低音寄り。
解像度・分解能いずれも近いものがある。音場はHP-AURVN-LVの方が広く明確。
音の質的にはHP-AURVN-LVの方が柔らか且つしなやかな鳴り方。
DT1350の方が硬質かつニュートラルで色づけが少ない傾向。
温かみはどちらも過剰ではなく同程度。ローエンドの伸び・低音の量感はDT1350の方がある。
HP-AURVN-LVは低音に余裕があまりなく詰まったような鳴りをするが
DT1350はHP-AURVN-LVに比べればしっかりとローエンドまで鳴らす印象。
低音の力強さ・芯の太さはDT1350がある。HP-AURVN-LVは柔らかで上品。
金管楽器の質感はどちらも良いが鮮やかさはHP-AURVN-LVが上。
ピアノは艶やかさ・心地よさ・滑らかさならHP-AURVN-LVが良いが、
オルガンやチェロのどっしりした響き・重厚さ・実体感が欲しいならDT1350が良い。
ギターの音の鮮やかさ・線の太さ・解像度・明瞭さはほぼ互角。
しなやかさ・繊細さはHP-AURVN-LVの方があり、DT1350は芯の通った張りのある質感。
音場の広さ・心地よさ・繊細さ・音の滑らかさを重視する場合はHP-AURVN-LV。
低域の再生能力・力強い鳴り・ニュートラルな音傾向を重視するならDT1350。

05/05/ (木) 21:04| ヘッドホン関係 | コメント(-) | トラックバック(-) | 編集

日記

beyerdynamic DT1350

スタジオユースとしては華奢な造り。
遮音性・音漏れの少なさは優秀。レビューは後日。

dt1350_a.jpg dt1350_tp.jpg

04/19/ (火) 22:38| ヘッドホン関係 | コメント(-) | トラックバック(-) | 編集

【オーバーヘッド型ヘッドホン】 FOSTEX KOTORI 201 レビュー

FOSTEX/KOTORI 201
型式:密閉/ダイナミック
用途:リスニング
ドライバー口径:φ40mm
出力音圧レベル:103dB/mW
インピーダンス:32Ω
再生周波数帯域:8~37,000Hz
質量:210g
備考:収納ケース付属
購入価格:¥14,000
参考URL:http://kotori.fostex.jp/201/about/#performance/
       :http://www.foster.co.jp/products/headphones/443741.html

kotori201_1.jpg
装着感はなかなか良い。
側圧はやや弱め。締め付けるような痛みは無い。下を向いてもズレは少ない。
耳を若干押しつぶすため長時間付けているとじわじわと痛くなってくる。
密閉型だが側圧が弱いということもあり遮音性・音漏れ防止いずれもやや悪い。
電車内・航空機内などの強い騒音下で使う場合は要注意か。
付属品は小さなクリーニングクロスと専用ケース。ステレオミニ→標準変換プラグは付属しない。
当機は量販店での販売はなく、購入は公式サイトのネット販売のみ。

解像度・分解能は値段からすれば普通~やや良い。
音場の広さ自体は大したことはないがポータブル用と割り切れば妥当。
定位はなかなか明確、それなりに奥行きも感じられる。

弱ドンシャリ。
ローエンドの量感・伸びは十分だが少々無理に鳴らしている感じがある。
低域の厚みはほどほどで乾いたような安っぽさを感じさせない上品な音。
質は全体的に柔らかく滑らかな質感。力強さ・切れは普通。
低域は制動が甘く膨らみがちだが中高域の篭りを感じにくく明瞭さは十分。
音の輪郭はそれなりに描写するし必要程度の艶っぽさがある。
ロックではギターのエッジが控えめで上品すぎる部分もあり、聴き応えに欠ける。
DJサウンドの場合は音の質感の柔らかさが気になるし低域に締まりが不足。
アコースティック演奏は程良い解像度で一つ一つの描写を味わえる。
ピアノや金管楽器は鮮やかさが十分あり、響きは適度。
ボーカルの厚みはやや薄いが滑らかで艶のある質感。ピーキーさは控えめで聴き易い。
近い性能を持つHP-AURVN-LVのメーカー直販価格(¥7,480)に比べると割高感が否めないが
オーダーメイドという手間を考慮すれば致し方ない部分か。

FOSTEX/KOTORI 201
POPS
ROCK
 CLASSIC 
 JAZZ 
 VOCAL 
4
4
4
4
4
ELECTRONICA
Easy Listening
DJ
4
4
3
 解像度  分解能  音場表現 
快適性
C/P比
5
4
3
4
3
 5段階評価で「3」が水準、「5」が優。
 ※この表は現在試行運用中です。
HP-AURVN-LVとの比較
どちらも非常に似た音傾向だがKOTORI 201の方がフラット寄りで癖が少ない。
パッと見て認識できる機体の違いはハウジング形状のみ。
KOTORI 201のハウジングは卵型、HP-AURVN-LVは直線と曲線から成る競技場にあるようなトラック型。
装着感・遮音性・音漏れ防止・ケーブルの取り回しなどほとんど同じ。
音質についても使い分けるほどの差はなくほんの好み程度の差という印象。
誇張気味に比較するならば解像度・分解能いずれもフラット目のKOTORI 201が僅かに上に感じる。
HP-AURVN-LVは艶やかさ・滑らかな感じが強いがKOTORI 201は薄い味付けであっさり目。
HP-AURVN-LVはDENONのようなやや低音寄りかつ高域の鮮やかさを狙ったチューニングで、
KOTORI 201はFOSTEX T-7Mのような色付けが薄めのあっさりした傾向というところか。
コストパフォーマンスで選ぶならHP-AURVN-LV、デザイン重視で選ぶならKOTORI 201。

04/06/ (水) 22:13| ヘッドホン関係 | コメント(-) | トラックバック(-) | 編集

日記

MDR-EX1000試聴
いつの間にやら発売していたSONYのイヤホン。
49800円と強気の値段。短時間の試聴だが性能は非常に高いと感じる。
解像度は十分感じられるし空間に余裕を感じる音場の広さが魅力。
やや硬質な鳴りで音のエッジを全体的に強調気味。押しがある力強い芯の通った音。
張りと圧力のある音で若干ドンシャリにも感じるがそれなりにフラット志向。
音の柔らかさ・温かみはやや不足。繊細さは普通。響きは足さずややあっさり。
ボーカルの明瞭さはそれなり。楽器とボーカルの分離感は良い。
ポップスやロックは張りのある低音と個々の腰を据えた描写が楽しめる印象。
クラ・ジャズでは音の響き・温かみ・芯のふくよかさが物足りず多少素っ気無い。
ソース上の一つ一つの音をしっかりと聴きこみたい人には良いが
柔らかな音の広がりや音色の艶やかさ・鮮やかさが欲しい人にはあまり向かない印象。

下位機種のMDR-EX600と最上位機のMDR-EX1000のパッと聴き比較。
調べるとどうやらドライバと筐体とケーブルの材質に差異がある模様。
メーカーの言う「EX1000の方が不要な振動を抑えている」という点は聴いてそれなりに感じ取れるレベル。
根本的な音の傾向はほとんど同じ。個人的には3万円という差はあるかは微妙なところ。
EX600の方が高域音がやや散漫に広がって全体の音が僅かに見渡しにくい。
EX1000の方が細かい音に芯を通して輪郭を保ちつつ明瞭に描写する、という感じ。
音に妥協したくないならMDR-EX1000が良いがC/P比を考えればMDR-EX600でも悪くない印象。

ヘッドフォンブック2011の某おまけ
航空機内備え付けの使い捨てイヤホンよりは高音質でした。
01/30/ (日) 22:35| ヘッドホン関係 | コメント(-) | トラックバック(-) | 編集

【オーバーヘッド型ヘッドホン】 AUDEZ'E LCD-2 レビュー

AUDEZ'E/LCD-2
型式:開放/平面駆動ダイナミック
用途:モニター&リスニング
ドライバー口径:---
出力音圧レベル:91dB/1mW
インピーダンス:50Ω
再生周波数帯域:5~50,000Hz
質量:550g
備考:専用木製ケース付属
購入価格:¥126,000
参考URL:http://www.2ndstaff.com/products/audeze/lcd-2.html

lcd-2_01.jpg
装着感に関してはしっかりと考慮されているようで重量の割には良好と感じる。
パッド内の空洞は広めで耳はほぼフリーになるため耳が押し潰される不快感はない。
側圧はやや弱いがバンドとイヤパッドがしっかりと頭部に密着するため下を向いてもズレにくい。
個人的にはSR-007AやHE-5LEよりもしっかりとしたホールド感があるし長さの調整機構も良い。
また、バンドに貼り付けられたスポンジが巧く頭頂圧を和らげてくれている印象。
ただ、このスポンジはすぐボロボロになりそうな材質で経年劣化が心配なところか。
開放型のため音漏れは非常に多く、遮音性は皆無。
音量が取り辛いため駆動力のあるアンプが欲しいところ。

非常にフラット。極端に誇張する帯域のない冷静な鳴らし方。
音の質感は柔らかで温かみは適度。響きはやや多め。
ローエンドの量感は豊潤で伸びも申し分ないが人によっては濃すぎると感じるかもしれない。
ベース・キックはかなり厚みがあるがやや締まりに欠け、やや膨らむ。
ダイナミック型らしい力強さ・芯の太さがあり聴き応えは十分。
全体の明瞭さはなかなか良い。刺激のある音は出さず聴き疲れしにくい。
弦楽器の繊細な表現は非常に巧い。滑らかで高域の伸び悩み感もない。
金属音の質感表現は派手すぎない範疇ながら重鎮さ・鮮やかさは十分に感じられる。
ボーカル表現は癖の無く埋もれず主張するし厚みはかなりある。温かみ・艶っぽさは適度。
コーラスは非常に柔らかで包み込まれるような心地よさが味わえる点が魅力。
芯を通した硬質な鳴りやキレや刺激を楽しみたいという場合には向かないが
聴き疲れしないスピーカー志向の鳴りが好みならば有力な選択肢になるだろう。
聴き込むほどに全体の音の見渡しやすさ・癖の無さ・微細音描写力の高さを実感できる。
リスニング用途としては勿論、モニター用途としても優秀な性能を持った機種。

AUDEZ'E/LCD-2
POPS
ROCK
 CLASSIC 
 JAZZ 
 VOCAL 
4
4
5
5
5
ELECTRONICA
Easy Listening
DJ
5
5
4
 解像度  分解能  音場表現 
快適性
C/P比
5
5
5
3
---
 5段階評価で「3」が水準、「5」が優。
 ※この表は現在試行運用中です。
SR-007Aとの比較
装着感は下を向くと少しズレる点を除けばSR-007Aの方が軽量で快適。
側圧はほぼ同じ。頭頂圧はどちらも気にならないし耳にストレスはかからない。
SR-007Aに比べるとLCD-2の本体重量はかなり重いのが欠点。
音は双方ともかなりフラット。どちらも基本性能はほぼ比肩している印象。
SR-007Aの方が透明感があり繊細だがLCD-2に比べて実体感・音の厚みはやや薄い。
LCD-2の方が全体的に音の厚み・力強さ・実体感があるが静電型のような透明感は無い。
LCD-2はローエンドの量感があるため、SR-007Aよりやや暗く深みのある音調。
ローエンド表現はどちらも見事。余裕のある鳴り方で詰まったような鳴りをしない。
SR-007Aは音が空気中に溶けて耳を撫でるような印象だが
LCD-2はダイナミック型らしい押し出す力の強い存在感のある音。
金管楽器の鮮やかさは互角。軽やかさはSR-007A、ふくよかさはLCD-2の方がある。
ボーカルは癖の無さにしろ表現力にしろどちらも素晴らしく甲乙付けられないレベルだが
個人的な好みを言えばSR-007Aよりも腰を据えた印象のLCD-2の方に魅力を感じる。
弦楽器の表現はほぼ同等。芯の太さ・繊細さ・鮮やかさもほぼ互角。
個人的な感覚だがSR-007Aの方が楽器音の背景に澄んだ空気感を感じられ、
LCD-2の方は響きがやや多く、ホール内にいるような空気の厚い層を感じられる。
音の繊細さ・柔らかさ・透明感のある響きを求めるならSR-007A。
音の迫力・重厚さ・密度感・響きの豊かさを求めるならLCD-2。

HE-5LEとの比較
ヘッドホンの平均で見れば主観ではどちらもフラットと言って差し支えないが
LCD-2の方がフラットでHE-5LEの方が高域が細身でやや刺激的。
ドラム・ティンパニはHE-5LEの方が元気に歯切れ良く鳴らすが
LCD-2は一つ一つに厚みと響きを持たせてどっしりと鳴らす。
ローエンドはLCD-2の方が量的にしっかり出るし不足感がない。
HE-5LEは分離を強調して帯域に若干抑揚を付けた鳴らし方。
楽器音の厚みにしろボーカルの厚みにしろLCD-2の方がある。
全帯域の個々の音の聴き取りやすさ・癖の無さはLCD-2が上。
音場の広さはLCD-2の方がやや広い。音の響きが豊かなのはLCD-2。
高域はHE-5LEの方が若干派手でシンバルなどでやや刺激がある。
柔らかさ・繊細さはLCD-2の方が感じられる。温かみはどちらも適度。
ボーカル・コーラス表現は厚み・冷静さ・癖の無さでLCD-2が勝っている。
ボーカルはHE-5LEの方が前面に出やすいがソースによっては僅かに上擦りが気になる。
電子音の表現はどちらかというと張りのあるタイトな質感のHE-5LEの方が巧い。
LCD-2だと質感の柔らかさや響きの豊かさが気になるし、切れ・スピード感もいまいち。
ただ、音の厚みと存在感があり、聴き応えと言う点では文句の無いレベル。
フラットさ・繊細さ・響きの豊かさ・冷静さ・癖のなさを重視するならLCD-2。
音のキレの良さや躍動感、高域にシャープさを求めるならHE-5LE。

T1との比較
LCD-2に比べるとT1の方が僅かにドンシャリ。
音場はLCD-2の方が広いが、定位の明確さ・把握しやすさはT1が上。
ローエンドはどちらも量的にしっかり出るし厚みもあるが
T1の方がタイトでボワつかない分、LCD-2に比べると量感はやや控えめに感じる。
低音にタイトさ・切れがあるのはT1。柔らかで響きがあるのはLCD-2。
ボーカルはどちらもかなり良いが生々しさやピーキーさを楽しみたいならT1が良いが
しっとりとした包むようなボーカルや癖の無さを重視するならLCD-2が良い。
金属的な質感表現はT1の方が芯がやや細く張り出すような感じ。
LCD-2は芯が太く、温かみと響きで全体に広がるような感じ。
音のシャープさ、スピード感・制動力の高さはT1の方がある。
アコギやピアノはLCD-2の方が柔らかで繊細な余裕を持たせた描写ができる。
電子音系では何を重視するかで評価が分かれるところ。
音の質感としてはT1がジャンル的にオールラウンダー志向、
LCD-2は音が柔らかすぎる場合もあるが、個々の音の厚みと存在感は魅力的。
DJサウンドではキックの重みや厚みからくる聴き応えはLCD-2が良いが
高域の切れのある描写や制動力の高さからくるノリの良さではT1に分がある印象。
12/30/ (木) 23:00| ヘッドホン関係 | コメント(-) | トラックバック(-) | 編集
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